令和7年4月11(金)~12日(土)にかけて、視察旅行に行ってきました。
【1日目】
社員19名、弊社が携わった広島県の温井ダムと山陰道をメインに視察を行いました。
走るバスの車中から山陰道の弊社が携わった区間を確認しながら、当時の担当者から業務においての苦労話やエピソードを聞きました。
アーチ式ダム高さ日本第2位の温井ダムに到着すると、先ずはダムの建設に当たり、測量業務を担当した弊社社員から当時の状況や苦労話を聞きました。弊社は平成11年から数年かけて用地境界杭設置を主とした4業務を遂行しました。
現場は急峻な斜面が多く、重いコンクリート杭を担いで登り境界杭設置箇所に延べ約1000点打設したことやハチ・赤マムシ・クマの恐怖、積雪や寒さに耐えながら作業を行ったこと等、現場は常に危険と隣り合わせだったとのことでした。
その後国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所の職員の方からダムの概要、防災、ダムを活用した地域振興等について説明していただきました。
視察を通して、人々の生活を支える社会インフラは我々の仕事の延長線上に成り立っていると改めて感じました。
また、トンネルを抜け普段は入ることができない中位標高放流設備も見学させていただきました。毎年4月中旬から5月末までは1日数回、中位放流設備からの迫力ある放流の様子が一般公開されるとのことでしたが、残念ながら私たちが行ったのは放流期間前でした。放流は見れませんでしたが、「治水太郎くん」とは対面することが出来ました。太郎くんの見つめる先には「利水次郎くん」がいてダムを見守ってくれていました。
温井ダム周辺には庭園やリゾート施設等もあり、レジャーでも楽しみたいスポットでした。
【2日目】
2日目は世界遺産である宮島の厳島神社へ。
優美な寝殿造りの本殿や大鳥居を見学し、帰路につきました。